こんにちは、受付のIです。
寒暖の差があるものの、日中はだんだんと過ごしやすくなってきましたね。
春の季節が待ち遠しいです、コロナ禍でなかなか思うようにいきませんがどうようにお過ごしでしょうか。
さて、今回は糖尿病についてお話しします。
40歳以上の4人に1人と急増している糖尿病。
糖尿病性網膜症とは、糖尿病による高血糖によって眼の網膜にある毛細血管が傷つけられ、
出血や網膜剥離によって視力が低下する病気です。
糖尿病網膜症は糖尿病腎症、糖尿病神経症と並んで糖尿病の3大合併症と言われています。
初期段階では、小さな出血が起きたり網膜にシミが出現したりしますが自覚症状がほとんどありません。
中期段階や末期段階になると、霞んで見えにくい、飛蚊症が増えてきた、という自覚症状が現れ、
硝子体出血や網膜剥離になっていることもあります。
血糖のコントロールが良くても出血することがあります。
当院では、オプトスという機械があり、眼の奥の写真を撮ることで、眼底出血がないかや
網膜剝離になっていないか等を調べることができます。
定期的に眼底検査をして眼に異常がないかを確認し、場合によってはレーザー治療をして進行を防いでいます。
糖尿病網膜症は自覚症状がないまま進行し、最悪の場合失明に至る事もある病気です。
内科で糖尿病と診断された方は眼科も受診しましょう。