こんにちは!やまぐち眼科猫部・視能訓練士のIです。
猫部と言っても、現在部員はただ1人です!!
あふれる猫愛を抑えきれないので、今日は猫の魅力のひとつでもある「眼の色」のお話を少しさせて頂きます。
眼の色とは虹彩の色のことです。
皆さん猫の眼をじっと観察したことがありますか?
代表的な眼の色は大きく分けて5種類。ブルー、グリーン、ヘーゼル、アンバー(イエローゴールド)、カッパーです。
眼の色は生まれ持った遺伝子によって決まります。また、猫の持つメラニン色素に左右されます。先ほどの5種類はメラニン色素の少ない順ですね。
色素の少ない白猫はブルーの眼であることが多いです。また、色素を多く持った日本猫は濃い眼の色になることが多いそう。
ただ、生後2ヶ月頃までの仔猫の眼は、持っている色素を問わず、殆どが「キトンブルー」(キトン=仔猫)という灰色がかったブルーの眼をしています。生後2ヶ月を過ぎる頃には本来の眼の色が完成します。この成長過程の色の変化はとても特別感があります!
変わったところで言うと、「オッドアイ」または「虹彩異色症」とも言われる、左右の眼の色が異なるものもあります。猫に限らず様々な動物で見られることがありますが、オッドアイは特に猫、猫の中でも白猫にダントツで多く見られます。しかも、オッドアイの片方の眼はグリーン、ヘーゼルなど様々ですが、もう片方の眼は必ずブルーと決まっています。オッドアイの猫ちゃんはとても神秘的な美しさがありますよね。
ちなみに我が家の猫ちゃん、毛色:グレー、5歳の♀は濃いカッパー色で、毛色:薄三毛、1歳の♀はゴールド寄りのアンバー色です!
最後にひとつ、いくら観察と言っても、あまりジロジロ見つめすぎると、やんのかスイッチが入ってしまうので注意が必要です!猫の世界では、眼が合うと眼を細めるかそっと眼をそらすのが礼儀ですよ…。