こんにちは。看護師のYです。
冬になると空気が乾燥しやすく、室内でもエアコンを使用するため常に空気が乾燥している中で生活を送っています。
すると、さまざまな眼のトラブルがでてきます。
その中で今日はアレルギー性結膜炎についてお話します。
アレルギー性結膜炎とは主に目の表面に花粉やハウスダストなどのアレルギーを起こす物質が付着し、結膜に炎症を起こすことによって引き起こされます。
結膜とは白目と瞼の裏側を覆っている半透明な膜のことをいいます。
種類として花粉症で起こる季節性アレルギー性結膜炎・ダニやハウスダストで起こる通年性アレルギー性結膜炎・瞼の裏に凸凹が出来るなかなか治りにくい春季カタル・コンタクトの装用で起こる巨大乳頭結膜炎などがあります。
症状は『目の痒み・メヤニ・ゴロゴロする』などの訴えが多いです。
乾燥するこの時期はハウスダストも舞いやすく、2月~3月にかけてピークになるスギ・ヒノキなどの花粉も飛散してくる季節でもあり、アレルギー性結膜炎の症状が出やすいです。
今年のスギ・ヒノキの花粉飛散量は全国的に多くなるようです。
アレルギー性結膜炎の対策のポイントはアレルギーが出やすい原因によって変わります。
【花粉対策】
・外出時は眼鏡・マスク・帽子を着用する
・帰宅時の上着や洗濯物、布団は花粉を払い落とし家に入れる
・こまめに手洗いうがいをする
【ハウスダスト対策】
・床・布団類は掃除機でこまめに掃除する
・空気清浄機を使用する
・布団は一年に一回は丸洗いし、定期的に天日干しする
アレルギー性結膜炎の治療は、薬物療法が中心となります。
花粉症については症状が出る少し前に予防的に治療を始めると効果的とされています。
また症状が強い方は、落ち着くまでコンタクトの使用を中止し眼鏡で過ごすなど工夫してみるようお勧めしています。
アレルギーかな?思う方がおられたらぜひ早めに受診してみてください。何かわからないことがあればお気軽にスタッフまでご相談ください。