ドライアイとマイボーム腺の関係性とは?

こんにちは看護師のYです。8月ももう終わろうとしていますがまだまだ暑いですよね。暑さ・寒さに強い我が家のワンちゃんも今年の夏の暑さにはさすがに少々バテ気味?の様子です。

当院でドライアイ治療(IPL光療法)を導入して約1年半が経ちました。IPL光治療とはドライアイの中でもマイボーム腺機能不全の方に有効であるといわれる治療法です。当院で施術された方の中にも、施術やその後のの処置に少しの痛みは伴いますが施術後しばらくは調子よく過ごせたと言われる方や目薬だけで苦痛なく過ごせている方もおられます。ただ、体質的なものにもなるので一度施術したら治ってしまうものではなく定期的に行うことが効果的ともいわれています。

マイボーム腺とは上下の眼瞼の縁に開口部を持つ脂腺です。この腺から分泌される脂は涙液表面に分布し、涙の蒸発を防いだり、涙の安定性を保ったりする重要な役割を果たします。また涙液表面を滑らかにし瞬きの摩擦を減らすなどの機能を持っています。

炎症や感染によりマイボーム腺の機能が低下することで病気が発生したり、アイメイクを完全に落とせていないことでマイボーム腺の開口部が閉塞されマイボーム腺機能不全にかかりやすくなる傾向があります。

マイボーム腺機能不全やドライアイを放置しておくと仕事や生活の質(QOL)は下がるといわれます。近年私達はPC・スマホを多く使用するようになってきた為、男女問わずドライアイ症状を訴える方が増えてきたように思います。

ドライアイと聞くと単に乾いている=目薬で水分を補充すれば良いと思いがちですがその症状にマイボーム腺機能不全が大きく関わっていることが多いようです。

当院ではこのマイボーム腺の状態を撮影できる機械も導入しています。ご自身のマイボーム腺がどんな状態なのか気になる方は是非一度チエックしてみてはいかがですか?

また、これから冬に向けて更に乾燥が気になってくる時期です。当院でのIPL治療は予約制になっていますが施術時間は10分程度(前後の診察の含め約30分程度)です。IPL治療についてもご興味のある方はぜひスタッフに声をかけてみて下さいね。

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