こんにちは。看護師のYです。
少しずつ日が長くなってきましたがまだまだ寒い日が続いていますので皆さん体調を崩さないように気を付けてくださいね。
ある日突然目の前にキラキラした光が見えたり、視野の一部が光って見えにくくなったということはありませんか?
これは「閃輝暗点」といって片頭痛の前駆症状として現れる目の症状です。通常は5分~30分くらい継続し、その後に頭痛(嘔気)を伴うことが多いのですが、中には視野異常だけだったり視野異常を伴わず頭痛だけの場合もあります。
見え方の異常としてよく聞くのが
・水面の反射のような光が見える
・水槽の底を見ているようにウルウル見える
・視野の一部が欠けて見えにくい
・ギザギザした光が拡がって視界が見えにくくなる などです。
原因としては頭の中の物を見る中枢といわれる部分の血管が収縮し一時的に血流が変化する為といわれています。閃輝暗点の発症の誘因としてはストレスや寝不足の他に血管を収縮させる作用のある喫煙、コーヒーやアルコールなどが挙げられます。過度なストレス、睡眠不足、飲酒、喫煙などは控えるようにしましょう。
症状は一時的な物として特に治療の必要はありません。心配ない物と分かっていてもこの様な事が突然起こると不安になりますよね。私も何度か急に見えにくくなり、その後に頭痛が出るという経験をしました。大丈夫と分かっていてもびっくりしますし気持ちの良いものではありません。
あまり症状が頻繁に起きる場合は脳神経内科や脳神経外科などを受診し頭の中に異常がないか調べてもらうと安心です。また、視野異常など見え方がおかしいことが続く場合は眼科受診をし他に病気がないか確認してもらうと安心ですよ。