プール熱について

みなさん、こんにちは。看護師のSです。

日に日に熱くなってきて、プールが始まった学校も増えてきたみたいですね。

この季節に流行してくるのが“プール熱”です。

プール熱は「咽頭結膜炎」とも呼ばれ、アデノウィルスが原因となって引き起こす夏風邪です。くしゃみなどの飛沫感染、目ヤニを拭いた手・タオル等に直接触れることでうつる接触感染によって人から人へ感染していきます。

プール熱は学校保健安全法で第二種伝染病に指定をされています。感染が分かった場合、保育園や幼稚園、学校は出席停止となります。出席停止期間は発症~主症状がなくなって2日間経過するまでです。登園・登校を再開するには治癒証明が必要となります。

代表的な症状としては、発熱・喉の痛み・目ヤニ・目の充血・頭痛などがあります。これらの症状は個人差がありますが1週間、長い人では2週間続くことがあります。

眼の症状を放置し続けると、小児の場合には視覚障害を起こす可能性もあるため早めの受診をお願いします。

アデノウィルスは感染力がとても強いウィルスです。感染した場合は広げないための対策が大切です。

・こまめな手洗い

・感染した人とタオル類を分けて使用する

・感染した人の入浴は最後にする

・目ヤニはティッシュ、ウェットティシュ等でふき取り、ビニール袋に入れて捨てる

これらの対策が感染を広げないためにとても有効となります。

上記でお伝えしたような感染が疑われる眼の症状で当院を受診する際は必ず受付の時にお伝えください。

感染力がとても強いウィルスです。しっかり治してから登園・登校するようにしてくださいね。

当院でははやり目についてのパンフレットも用意してあります。気になる方はスタッフまでお声かけください。

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