ドライアイの痛みの救世主?!アバレプト懸濁性点眼液

雨に濡れた紫陽花がひときわ美しい季節となりました。
梅雨と言えば、洗濯物も乾かず何かとすっきりとしないイメージがありますが、“梅の実が熟す頃の雨”と言ったように、一年の半分が過ぎる中、何かひとつでも実になるような事が出来たかな、と振り返る時期でもあると思います。とは言え、まずは身体が資本!体調を崩さないようお互い気を付けましょう。

梅好きの受付Fです。

先日、千寿製薬さんによる、アバレプト懸濁性点眼液の勉強会がありました。
現在、当院で処方しているドライアイ点眼薬は何種類もありますが、このアバレプト懸濁性点眼液は、涙液に近い成分で刺激が少ないと言われています。また、世界初のTRPV1拮抗剤とも言われています。このTRPV1とは、カプサイシンや43℃以上の高温、酸性環境などで活性化される「痛み・熱」を感じる生命現象を支える分子です。主に感覚神経に存在し、痛み・痒み・炎症反応などに深く関わります。眼の不快感や眼の乾燥感などの自覚症状の改善と、三叉神経細胞・角膜上皮細胞・炎症細胞の他覚症状を緩和してくれる作用があり、現行の潤いを保つ目薬や、涙の成分を増やす作用のある目薬などには無かった、ドライアイによる炎症を抑える目薬になります。

当院の患者さんでもドライアイの方が多くみられ、眼がパシパシする、眼が乾いて痛いのか疲れからくる痛みなのか分からない、など、眼の表面の涙の量は多くても自覚症状がある方もおられます。アバレプト懸濁性点眼液は角膜上皮の炎症を抑え、まぶたと眼の表面が擦れる原因となる瞬目を少なくする作用もあります。
まぶたの裏が乾いてザラザラしていると、白目や黒目と擦れて傷が出来たりゴロゴロしたり、痛みが出ることもあります。
そして、これらの症状が点眼開始後1~2週間で改善したというデータもあります。
また、他のドライアイ点眼を併用するよりもアバレプト懸濁性点眼液のみ使用する方が効果が出るのが早く、自覚症状が改善したというデータもあります。
当院のドライアイの患者さんの中には中学生の方もいて、長時間の近見作業やスポーツなど、ドライアイを引き起こす要素は様々です。
当院では中学生からコンタクトレンズ使用可にしていますが、コンタクトレンズ装用中でも点眼可といった利点もあります。
ただし、小児と高齢者には注意を払っての処方となります。

私も寝る前にベッドの中でついついスマホを見る時間が増えて瞬目が少なくなったり、暑い日にはエアコンの吹き出し口の真下に寝転んだりして…、これじゃあ眼が乾くなぁと思いながらもやめられません。
眼は一生大切にしないといけない身体の一部です!
ドライアイによる痛みかも、と思われた方はアバレプト懸濁性点眼液を試してみられても良いかもしれません。

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