日ごとに寒さがつのってまいりますが、お元気でお過ごしでしょうか。
熱々のお鍋がおいしい季節になりましたね。
受付のFです。
私事ですが、冬にめっぽう弱いので、寒い朝はお布団から出るのが苦手です。
ただ、冬の冷たいピーンとした空気のにおいは好きです。
先日、日本アルコンさんによる、新しい多焦点眼内レンズの勉強会に参加させて頂きました。
まずは、当院で取り扱いのある多焦点眼内レンズをご紹介します。
・ テクニクス シンフォニー (拡張型焦点)
・ クラレオン パンオプティクス (3焦点)
・ テクニクス シナジー (連続焦点)
※ 各種乱視用眼内レンズあり
※ 手術代は保険診療で、眼内レンズ代は自費(自由診療)となります
クラレオン ビビティは遠中近連続焦点で、コントラスト重視のレンズとなります。
他の多焦点眼内レンズに比べ色彩鮮やかな事と、波面制御テクノロジー(X-WAVE)が目の中に入った光を引き伸ばし、優れた遠方視が期待できます。
ただ、近用眼鏡は必要な場合が多いようです。
また、多焦点眼内レンズ特有のハロー・グレアやスターバーストがほとんどないと言われています。
特におススメな方は、夜間に運転をすることが多い方です。
ハロー・グレアと言うフレーズは聞き慣れない言葉だと思いますが、
ハローとは、暗い場所で光を見たときに周りに薄いリングがでる現象で、
グレアとは、光の中心にスジ状の光が出る現象です。
夜間は昼間に比べ、街灯や電光掲示板などの反射が多く、特に雨が降っていると道路の白線の反射もあります。
その点で言えば、ハロー・グレアが少ない事はとても大きなメリットになります。
今のところ、当院では取り扱いの予定はありませんが、個人的にはとても興味深いレンズだと思います。
白内障の手術自体に不安があったり、高額な眼内レンズに抵抗がある方もおられると思います。
全ての方に100%適しているとは言えませんが、選択肢のひとつとして考えて頂ければ幸いです。