こんにちは。やまぐち眼科看護師です。
先日、当院においてJ&Jさんより4/7に新しく発売予定の多焦点眼内レンズ
(TECNIS Synergy IOL)の勉強会がありました。
白内障とは主に加齢が原因で水晶体が混濁してしまう病気です。主な症状として
視力低下・まぶしさ・かすみがあり根本的な治療としては手術で水晶体の混濁を
取り除き人工の眼内レンズを入れなければなりません。
人工の眼内レンズは、大きく2つに分けると単焦点レンズと多焦点レンズとに分
けられます。
眼鏡やコンタクトレンズに多重焦点タイプの遠近両用があるように多焦点レンズに
も遠方・近方の2焦点、遠方・中間・近方の3焦点など様々な種類があります。
今回勉強会があった新しいレンズは遠くから近くまで連続的に見えるレンズだといわ
れています。
ただ、クリアさは単焦点レンズに比べ少し劣るのとハロー・グレア(光の乱反射)
がある事などから夜間運転の多い方にはあまり向かないといわれています。
いずれにしても多焦点にしたからといって眼鏡が全く不要になるわけではなく、眼
鏡の使用頻度が減ると思っていただいたらよいでしょう。
現在当院では、遠・近の2焦点レンズ(TECNIS シンフォニー)と遠・中・近
の3焦点レンズ(パンオプティクス)を取り扱っています。
新しく発売されるこの多焦点眼内レンズを当院で取り扱うかは決まっていませんが
白内障の事でお悩みの方はお気軽にご相談ください。