夏のドライアイについて

いよいよ梅雨入りし、本格的な夏の到来を感じる季節になりました。

今年の梅雨は短期集中型言われており、豪雨が予想されています。

いま一度、いざと言う時の備えを確認しておきましょう。

昔は冬派、今は夏派、好きなアイスはスイカバー。受付のFです。

先日、テレビを観ていて気になるニュースを耳にしました。地球温暖化の影響で、真夏日以上の日が猛暑日と言われるようになり、ハンディファンを使って暑さをしのぐ人が増えてきている為、夏のドライアイが急増しているとの事です。ドライアイと言えば、空気が乾燥する冬だけだと思いがちですが、実は年中症状が出るのです。最近当院でも、目が乾く・ショボショボする・見えにくさを訴える患者さんが増えてきてた印象があります。涙の量は少なくないのに目の表面が乾いて傷が出来る事により、見えにくさを感じたりショボショボしたりします。年齢層は子供から大人まで幅広いです。

ただ、男女比で言うと、実は女性の方がドライアイになりやすいと言われています。なぜ女性の方が多いのかと言えば、女性ホルモンが大きく関係しているからです。私も女性なので、他人ごとではありません。

今回私が紹介したいのは、夏に涼を与えてくれる必須アイテムの扇風機とエアコンの風から引き起こされるドライアイです。ハンディファンは昨今、色々なメーカーから様々な風量のものが販売されていて、中には風と一緒にミスとが出てくるもの、手に持てるもの、首からぶら下げるものや、首に掛けて左右から強い風が出るものなどがあります。特に、首から下げるタイプのものは、下から目に直接風が当たります。私も趣味の野球観戦用に首に掛けるタイプのハンディファンを持っていますが、顔がひんやりして気持ちいいです。更に長時間のスマホやゲーム、パソコン作業などで瞬目が減ってドライアイに拍車がかかります。そして、ハンディファンだけでなく、エアコンの風もドライアイを引き起こす要因となります。暑い日が続くと熱中症も警戒しないといけないので、エアコンが必須になってくると思います。実は、エアコンが効いている部屋は思ったよりも乾燥しています。

ドライアイの治療としては、点眼治療やIPL治療などがあります。症状によって処方される目薬の種類は違いますが、

・目の表面を潤わす作用

・涙の分泌を促す作用

・乾燥によって出来た表面の傷を治す作用     など、

CLを使っている方でもCLをしたまま点せるものもあります。また、炎症がひどい場合には抗炎症点眼を併用する場合もあります。IPLは過去のスタッフブログにもあるように、点眼治療の次のステップとして用いられています。参考にしてみてください。

https://yamaguchi-eye.jp/wp/wp-admin/post.php?post=1169&action=edit

のどが渇くと飲み物が飲みたくなるように、目も乾いたサインを出しています。意識的に瞬目を増やして、潤いを逃さないようにしましょう。大型音楽イベントや花火にスイカ割りなど、夏は屋外での行事が目白押しです。身体も目も、しっかりと水分補給をして楽しみましょう♪

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