今年の夏は暑くて長かったですね。ようやく朝晩秋を感じられるようになりました。昨年は体感的に秋は数日しかなかったように思いますが、ちょっと大袈裟ですかね?視能訓練士のIです。
先日、サンコンタクトレンズさんにハードコンタクトレンズの勉強会をしていただきました。
今回は「マイルドiバイフォーカルタイプ」についてです。
サンコンタクトレンズにはマイルドシリーズがいくつかありますが、「マイルドi」は酸素透過係数が100もある、高酸素透過タイプのレンズです。
ところで“バイフォーカル”とは何ぞや。
“バイ”=両方・二つの、“フォーカル”=焦点の、⇒“バイフォーカル”=遠近両用のことでございます。
「コンタクト、遠近両用にしたんだよね。」と言うより、「バイフォーカルにしたんだよね。」と言う方が何だか謎めいていてオシャレじゃないです?
本題に入ります。
コンタクトレンズの世代別使用実態調査では、1Dayタイプや2Weekタイプのソフトコンタクトレンズの使用は20代・30代が多く、ハードコンタクトレンズの使用は40代が最も多いそうです。
40代というのは眼科で仕事をしている側からしてみると、“お年頃”の世代だな…という暗黙の認識を持ってしまいます。
“お年頃”ってはっきり言っちゃいますよ……イコール“老眼”です!!
かくいう私も今ペンを走らせながら自身の書く字のぼやけと闘っております!
兎に角そんなお年頃世代の強い味方「マイルドiバイフォーカルタイプ」
光学設計としては、レンズ中央に遠用ゾーン、周辺部に近用ゾーンを配置し、遠用と近用を“移行部”でつなぐことで視線移動の際も境目を感じることのない自然な見え方となります。また、サイズやベースカーブ、エッジリフトの調整ができるので、一人ひとりの眼に合わせたカスタムメイドが可能なのです。
普段ハードコンタクトレンズだけれども最近手元が見えにくい、でも老眼鏡をかけるなんて嫌だ!というようなお悩みがあるあなた、こっそりバイフォーカルデビューしてみてはいかがでしょうか?