セタネオ点眼液0.002%が発売されました!

あけましておめでとうございます。

視能訓練士の佐藤です。

皆さんはいかがお過ごしでしたか?

私は箱根駅伝を見たり、実家継承のぜんざいお雑煮を食べたりと

ゆっくりとしたお正月を迎えさせていただきました。

 

さて、昨年10月にセタネオ点眼液0.002%が発売されました。

緑内障点眼薬では久しぶりの新薬です。

当院でも参天製薬さんに勉強会をしていただきました。

セタネオは点眼後、FP受容体及びEP3受容体に対して結合、刺激することで

房水(目の中の水分)流出を促進し、眼圧下降作用を示すと考えられています。

多くのプロスタグランジン系緑内障治療薬はFP受容体にのみ働きますが、

セタネオは房水の排出経路の主経路と副経路に作用するので、

既存の緑内障点眼薬とはまた違った働きをします。

私たちは、寝ているときと起きているときの体勢や、日内変動で眼圧は変動しています。

その眼圧変動が目の中の篩状板にダメージを与えてしまうので、この差を減らしていくように

眼圧をコントールするのが理想とされています。

セタネオはその眼圧変動に着目しているそうです。

 

ここで1つ、睡眠時無呼吸症候群(SAS)について。

睡眠時無呼吸症候群は眠り出すと呼吸が止まってしまう病気です。

呼吸が止まると血液中の酸素濃度が低下するため、目が覚めて再び呼吸し始めますが、

眠り出すとまた止まってしまいます。

このときに目にもダメージがあるといわれています。

そういった眼圧変動の方にも期待の目薬なのでしょうか。

 

また、エイベリス点眼液0.002%との違いはなんでしょうか。

エイベリスはEP2受容体に働くのでまず作用機序が違います。

そのためエイベリスにはまつ毛が濃くなる太くなる、目の周りの色素沈着などの

副作用が少ないと言われています。

セタネオはFP受容体にも働くので、1割程度の方に睫毛の異常(睫毛が長く、太く、多くなる等)がみられるそうです。

眼瞼色素沈着も少ないがゼロではないようです。

そのため、入浴前や点眼後の洗顔がおすすめです。

 

緑内障の治療もどんどん進化していますね!

ただ、どんないい目薬もしっかり点眼を継続することが大切ですね。

最後になりますが、今年もどうぞよろしくお願いいたします。

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