市販のカラーコンタクトレンズは危ない?

 例年より早く梅雨入りしましたね。
こんにちは。受付のMです。

 今年、新しい生活を始めた方、新学期を迎えた学生の方、少し慣れてきたころではないでしょうか?
新生活、新学期を迎えるとともに、コンタクトレンズデビューをされた方も多いと思います。中には、そろそろカラーコンタクトレンズに変えようかな、と考えている方もいるでしょう。そこで今日は、市販のカラコンについてお話します。

 皆さん、カラコンが欲しいと思ったら、どこで購入しますか?
眼科医の処方なしに、ネットや量販店で買おうとする方が多いのではないでしょうか?

 しかし、市販のカラコンの中には、色素がサンドウィッチされておらず内側の表面に着色されていたり、酸素透過率が低かったり、品質の悪いものが多いのです。そのようなレンズを装用すると、眼に着色剤の色素が写ったり、酸素不足が起きたりします。現に、当院にも市販のカラコンによる眼のトラブルで受診する方が多くおられます。
 主な症状は、充血、ゴロゴロ感、痛み、メヤニ、痒みなどです。
それは、コンタクトレンズによる角膜びらんや角膜潰瘍などの角膜上皮障害※①、アレルギー反応による巨大乳頭結膜炎※②、酸素不足による角膜への血管侵入※③などが起きているためで、すぐにコンタクトレンズの装用を中止し、点眼治療が必要となります。

※①

※②

※③

 通常のコンタクトレンズでさえ、適正な使用をしていてもこのようなリスクを伴います。品質の悪いカラコンを装用すると、さらにリスクは高まります。当院では、初めてコンタクトレンズをする時や、種類を変える時などにケア方法や定期検査の必要性をしっかり説明しています。

 これからカラコンに変えようとしている方、すでに市販のカラコンを装用している方は、眼科で取り扱いのあるレンズを選択し、使用方法や装用時間を守って使いましょう!
 コンタクトレンズを中止し、治療が必要になった時のために、常に度の合った眼鏡を持っておくことも大事ですよ♪

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