目に関する 非常持ち出し用品について

早いもので、本年も残りわずかとなりました。

毎年この時期には早く年末・年始の準備をしておけば良かったなあと思っていますが…なかなか経験を活かせたことのない 視能訓練士のTです。

2024年も地震や豪雨など多くの災害が各地で起こり、災害対策についての報道を何度も目にしてきました。
以前「災害時の持ち出し用カバンに点眼薬を入れておきたいのですが。」と相談を受けたことがあります。
南海トラフ地震の可能性があるという情報をテレビで知り準備をしているとのことでした。
点眼治療継続が必要であることは理解されている方で管理方法などお話しましたが、それと同時に自分の準備不足を反省する瞬間でした。

それから眼鏡やコンタクトレンズで生活されている方にとって、災害時に見えない状況になると不安と危険を伴い、怪我にもつながりかねない状況になります。
避難生活が長引くことを想定して、1~2週間分のコンタクトレンズ、ケア用品を用意しておくことが推奨されているようです。
また水が使えず手が洗えない状態でのコンタクトレンズ装用は避け、眼鏡を使用しなければなりません。
無理にコンタクトレンズを使用することにより眼障害や感染を起こしてもすぐに処置できないこともあります。

そこで災害時持ち出し品の中に「目に関連するもの」として

・点眼薬→保管方法によっては不可なものがあります。また定期的に新しいものに
交換することも忘れず注意してください。

・眼鏡

・コンタクトレンズ(普段から数日分持っていると安心です。)

・コンタクトレンズケア用品(レンズケースも忘れずに!)

★コンタクト使用されている方は普段から眼鏡を持ち歩いておきましょう。

 

 

災害時だけではなく、いつどこで何が起こっても不思議ではないです。

自分の身は自分で守るための備えに加え、見えるという安心も一緒に見直してみてください。

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