角膜内皮細胞って何?

こんにちは、受付のUです。

寒い日が続いていますが皆さんいかがお過ごしですか?

私は使い捨てのソフトコンタクトレンズを装用していますが、最近は乾き目、

アレルギー性結膜炎で目薬を使っています。

コンタクトレンズを長時間装用していると、さまざまなトラブルが起こり得ます。

自覚症状がある場合は適切な治療をすれば治る可能性が高いですが、

角膜内皮細胞の減少についてはよほど進行するまでは自覚症状がありません。

角膜の一番内側にある細胞で、角膜の呼吸や代謝、角膜の透明性を維持するのにとても

大事な細胞です。

角膜内皮細胞には角膜からの水分を排泄するポンプ機能があります。

常に角膜内の水分を一定に保って、角膜の厚みや透明性を維持しています。

ある一定の数より減ってしまうと、角膜浮腫が起こり角膜が白く濁り、視力低下や

痛みも出ます。(水泡性角膜症)

角膜内皮細胞は生まれた時が一番多く、徐々に減少し、なくなったら細胞が再生する事はありません。

水泡性角膜症の治療は最終的には角膜移植などの方法しかありません。

角膜内皮細胞減少の原因の一つにコンタクトレンズによる酸素不足があります。

角膜は呼吸しています。

コンタクト、レンズは角膜を覆っている為、つけている事で呼吸の妨げになっています。

長期使用すると酸素不足が続き細胞は死滅します。

当クリニックでは、コンタクトを作る時、定期検査時に内皮細胞の数を測定しています。

正常な角膜内皮細胞は、2500~3000個/mm2の細胞密度の六角形の多角形細胞です。

加齢によっても細胞は減りますが、数があまりに少ないと将来白内障などの目の手術が

できなくなることもあります。

 

角膜内皮細胞の減少を防ぐには

・コンタクトレンズをつけたまま寝ない

・コンタクトレンズ装用時間を短くする

・コンタクトレンズのケアをきちんとする

・酸素透過性の高いコンタクトレンズを使用する

・定期検査を受ける

コンタクトレンズの定期検診を受けることで病気の早期発見が出来れば、早期治療が行えます。

年齢を重ねても健康で快適な生活が送れるように早めの検診を受けましょう。

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