3焦点眼内レンズ パンオプティクス勉強会

10月半ばを過ぎて、やっと涼しくなってきましたね。
でも急な気温変化で衣替えのタイミングに困っている受付のUです。

先日、日本アルコンさんに3焦点眼内レンズ パンオプティクスの
勉強会をしていただきました。

眼内レンズとは、白内障手術で濁った水晶体を摘出し、
代わりに目の中に挿入する人工のレンズです。
その眼内レンズにも種類があり、
・単焦点眼内レンズ(保険適用)
・多焦点眼内レンズ(選定療養・自由診療)があります。
今回ご紹介するパンオプティクスは、多焦点眼内レンズでも
遠方(5m以上)、中距離(60cm)、近距離(40cm)の
3焦点にピントが合うように補正された眼内レンズになります。

パンオプティクスの特徴として、
・グレアハロー(=光の周りに輪がかかったように見える現象)が少ない
・術後の視力が良好
・軽度乱視補正ができること が挙げられます。

グレアハローは多焦点レンズを使用した際に起こりやすいのですが、
パンオプティクスは眼内レンズを通して光エネルギーを多く網膜に
到達させることができるため、鮮明で質の高い見え方を提供してくれるようです。
また、遠方(TVを見たり運転やゴルフなどのスポーツをするとき)から
近方(読書やスマホを見るとき)まであらゆる距離にピントが合うことで
手術後に眼鏡を使うことが減ったとの報告もあるようです!
手術後の見え方には個人差があるので、必ずしも眼鏡がいらなくなるという
わけではありませんが、当院でも取り扱いのあるレンズなので、
レンズ選択で迷われている方は検討してみて下さい。

また、両眼手術時のレンズ選択として「Mix&Match(ミックスア ンドマッチ)のお話もありました。
左右に別の種類の多焦点眼内レンズを挿入する方法で、
お互いに苦手とする部分を補うことを目的としています。
利き目にグレアハローが少ないレンズを入れることで、
両眼で見たときにグレアハローが少なくなるメリットがあるようです。
どの眼内レンズを選ぶかは、患者さんの生活スタイルやニーズによって
異なります。見え方に困っている、かすむ、眩しい、白内障と言われて
手術を考えている方でどんな眼内レンズにしたらいいんだろう…と
お悩みの方はスタッフにお声がけくださいね。

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