こんにちは、看護師のTです。
12月に入り、さらに気温が下がり朝のお布団から出るのが億劫になりました。
さて、今回はAED一時救命措置・消火器の取り扱いについての研修を行いました。
AEDは、病院はもちろん公共施設などにも設置されています。みなさんも一度はAEDが設置されているのを目にしたことがあると思います。
AEDとは『自動体外式除細動器』の略です。心臓が正常なリズムで動かず全身に血流を流すことを失った状態に陥った時で、電気ショックを心臓に当て正常なリズムに戻す機器です。AEDはあくまで救急車が到着するまでの補助機として使用します。救急車が現場へ到着するまでの時間は、全国平均で8~9分と言われています。到着するまでにAED+心肺蘇生を繰り返します。
《AEDと心肺蘇生の一連の流れ》
①倒れている人を発見したら、まず周囲の安全確認をする
②反応の確認(両肩をたたいて「分かりますか」と3回呼びかける)
③周りの人へ助けを求める(119番通報、AEDの手配)
④呼吸の確認(胸部や腹部の動きを見て5-10秒で確認する)
⑤呼吸なしと判断したら胸骨圧迫を開始(100~120回/分)以前は人工呼吸もセットで圧迫30回+人工呼吸2回を繰り返しであったが近年は二次被害を考慮して、人工呼吸は必ずではありません。ただし、ご家族やお子様には行ってください。特に、窒息や溺水には人工呼吸が効果的です。
⑥AEDが到着したら電源を入れ、音声ガイドに従い胸骨圧迫(人工呼吸)+AEDを繰り返し、救急車が到着したら救急隊へ引き継ぎます。その際にAEDのパットは剥がさずそのまま持って行っていただくようになります。
実際に倒れている人を目の当たりにすると、焦ってパニックになってしまうと思いますが、この研修でイメージトレーニングができたので、一つ一つを確実に行いたいと思います。
次に消火器の取り扱いについてです。消火器の使い方は以前よりも簡単になっているようです。
①消火器の上についている黄色のピンを抜く
②消火器のレバーを利き手で持ち、ホースを反対の手で持つ
③火元にホースを向け、レバーを引きます
※火を消すのに夢中にならず無理をせず、自分の逃げ道は確保しておきましょう。
スタッフ一同日頃からAED、消火器の設置場所の確認をして、万が一そのような状況にあたっても焦らず迅速に対応できるようにしたいと思います。検査中に気分が悪くなった場合は、遠慮せずスタッフへお声かけ下さい。