毎日暑かったり肌寒かったりと、体調を崩しやすい気候が続いていますがみなさんお元気ですか?
視能訓練士の佐藤です。
4月に新しいOCT(三次元画像解析装置 光干渉断層計)をお迎えして半年が経過しました。
OCTとは簡単にいうと精密な眼底写真です。
眼の奥の網膜や視神経の立体構造を知ることができ、緑内障や黄斑変性などの網膜疾患の早期発見や治療の補助に日々役立っています。
今回お迎えしたNIDEKさんのGlavas RS-1は従来のOCTよりもスキャンスピードが速くなったので、患者さんの負担も軽減されているのではないでしょうか。
また、1度の撮影範囲も広くなることで撮影回数も減り、さらに解像度もよくなりきれいな画像が撮れるようになりました。後部硝子体剥離まできれいに撮影できることにびっくりです。
さらに1番優れている点が、長眼軸解析用のデータベースに日本人のデータが多く採用されているので日本での検査結果の信頼性が高いところではないでしょうか。近視が強いと眼球が伸長し網膜もひっぱられて薄くなります。そうすると緑内障との判別がつきづらくなります。その点こちらの機器になってからは眼軸長も同時に測定しているので緑内障の早期発見や進行の有無を医師が判断するのに今まで以上に有用であると感じています。
機器が変わったことにより、秀でたスキャンスピードが撮影の安定感を大幅に向上させ、眼軸長を認識してくれることでより精度の高い解析が見込めるようになりました。
OCTも活用し、日々の検査精度を向上させよりよい診療ができるようにスタッフ一同日々がんばります!