涙道閉塞

やっと桜も咲き春がきました~

寒がりな受付のIです。冬にいっぱいの脂肪をたくわえてしまったので、春から自転車通勤を再開しようと思っています。アレルギー(花粉症)があるので何か対策を考えなければ…

昨年のことになりますが私は右眼に涙が溜まり、潤んでパソコンが見えにくくなるということがありました。もともとアレルギーがあるので、そのせいかなと思っていましたが症状が続くので先生に涙の通水検査をしてもらったところ、涙道が詰まっていることが判明!

専門の先生に診てもらい手術をしてもらいました。

 

涙は「涙腺」でつくられ目の表面を潤したら目頭にある「涙点」→「涙小管」→「涙嚢」→「鼻涙管」を通って鼻の奥へと流れます。

涙点から鼻への道のりのことを涙道と呼んでいます。

 

涙道は加齢、外傷、腫瘍、抗がん剤など様々な原因で狭窄や閉塞が生じると涙がうまく流れずあふれてしまいます。

閉塞の場所や程度、また以前、炎症を起こしたことがあるかなどで治療の内容や難易度が異なります。

 

私がした治療方法は涙管チューブ挿入術です。

治療としては、閉塞した涙道を開放した後、シリコンチューブを入れて涙の排水路を確保し、2~3か月ぐらい留置してから抜去する手術です。

 

手術当日は点眼麻酔と注射の麻酔と鼻からの麻酔をし、上下涙点より涙道内視鏡にて閉塞部位を直接拡げシリコンチューブを挿入しました。

チューブが入っている間は、チューブが抜けないように気をつけて(鼻がかめません)2週間毎涙道洗浄をし抗生物質の点眼もしました。

2か月後に涙道内視鏡で確認後チューブを抜去しました。

(現在のところ再閉塞なく快適です)

 

閉塞部位が癒着して硬かったり、涙道の屈曲・蛇行が強い場合にはチューブが入らないこともあります。

チューブが入り成功してもしばらくして再閉塞する場合もあります。

涙管チューブ挿入術で治療できない場合は、涙嚢鼻腔吻合術という閉塞してしまった涙道とは別に涙の通り道となるバイパスをつくる手術があります。

涙道閉塞にも色々なタイプがあり治療方法も個人の状態によってことなります。

なみだ目でお困りでしたら一度ご相談ください。

 

 

先日クーパービジョンの勉強会がありました。

リニューアルしたクラリティワンデーウェットロック(1日使い捨てコンタクトレンズ)についてです。

特徴は、

・ウェットテクノロジーによりレンズ全体に自然なうるおいをキープ

・必要とされる「酸素供給」「水濡れ性」「やわらかさ」「取扱いのしやすさ」を実現

・レンズのエッジ部分の改良により快適な装用感

4月に発売になった新しいコンタクトレンズで、当院では取扱いはしておりませんが、気になる方はクーパービジョンで調べてみて下さい。

 

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